応募部門:仕事効率化
作品名 :リハビリテーション予約システム
製作者 :まきお
作品概要:FM素人ですが、思い切ってタブレットで動作する予約アプリを作成しました。患者登録や編集、単位数集計も行えます。現在の職場のスタイルに合わせたシステムですので、他院で使用する場合は修正する必要があると思います。私はこのアプリを職場で運用したいと考えていますが、身近にFMに精通した方がいないため、どのようにこのアプリの動作テストを行えばいいかわかりません。そのため、このグランプリを機に多くの方々に見ていただき、ご指導・ご鞭撻していただきたく存じます。何卒よろしくお願い致します。
カスタムAppの解説
リハビリに特化した予約システムです。
自院のロゴや医院名を変更するとあたかも自院専用アプリに見えます。
予約の状況を確認したり変更をできるのは実用的なレイアウトをされてるんだと思います。
この辺りは実際の業務をされている方ならではの画面設計だと思います。
アプリの使い方をちょっと教えてもらうだけで、すぐに現場で使用できる印象です。
集計画面も実用的な構成。
計算フィールドや集計フィールドで表示の際に自動で計算されないのですが、その分サクサク動きます。
集計画面って重い動作になりがちですが、作り方次第でサクサク感が出て使える画面になると思います。こういう割りきって何かを優先した作りは必要だと思います。
ただ、テーブル構成上運用していく中でスタッフの増減への対応は考えどころかと思います。その辺りは下の方で記載させていただいています。
カスタムAppの設計
テーブル
担当医さん毎にテーブルがあるのが凄く特徴的。
他院での使用や長く使うにあたって入社退社などを考慮すると、見直す必要はあると思います。自院のみの使用でずっとご自身で面倒見れるシステムという前提であればアリと言えばアリ。
この辺りは一般的なデータベースの設計とFileMakerならではの設計の部分を学ばれると良いと思います。その方が応用も効きますし、ご自身のレベルアップにもなります。
計算・スクリプト
応募コメントの中で年齢計算が上手くいかない、とあったのですが年齢計算の計算式自体はナレッジベースの計算式を採用されています。
今日の日付のスクリプトを動かすタイミングが悪いように思います。
On FirstWindowOpenのトリガで、様々な環境変数を設定しておけば、システム起動時に初期値が設定できるのでこちらを上手く利用されると良いのではないかと思います。
感想
素人という割には様々な機能を実装されてますし、実用的なレイアウトも沢山あり、中級者くらいの実力はお持ちだと思います。
FileMakerを体系立てて学ぶ機会がなく、独自で勉強されて様々なテクニックが詰め込まれてる印象です。
体系的なものを学ばれると急激なレベルアップされそうな予感がします。
アプリ自体の出来は悪くないと思いますが、コンテスト的には既存のこういったアプリとの差別化や新規性などをどう出していくのかがポイントになります。
運用面ではテーブルや画面設計が汎用的ではないので他院での展開や長期的な運用を考えると改良の余地は色々とあると思います。
メディカル系はFileMakerで色々と作成されてる方が多いので情報は多めだと思いますので、参考にされると良いのではないでしょうか。
審査結果
予選落選
改修ポイント
担当の所は汎用的に追加/削除ができる、またそれに合わせた画面表示を学ばれると良いと思います。
学ばれるにはClarisの学習コンテンツが手っ取り早いとは思いますが、各社が提供されてるようなトレーニングの方が実践的で良いかもしれません。
機能的には例えばですが、予約の変更がLINEやSlackなどで担当医の方に連絡がいくとかを加えてみるとより便利で他のアプリとの差別化ができるのはないでしょうか。
モバイルでの利用というよりも大きなディスプレイで映したりする方が院内での利用では便利そうなので、院内の患者様の閲覧用画面(看板的なやつ)を用意するなどでしょうか。
制作者のまきおです。レヴューいただきありがとうございました。
私の職場では紙ベースの予約で(予約箇所が一か所に限定)、リハスタッフの人数が多くなると予約をとる時間がかかってしまうことから、複数のタブレットで予約可能なものを作れないかと考えたのが作成のきっかけです。各業者の既存のシステムは導入・ランニングコストがかかりますし、なにより病院の運用に合わないといった問題もございました。
頂いたレヴューはまさにその通りでして、現状、担当者の追加や削除は製作者である私がいなければ行えません。
今考えておりますのは、「担当者人数」と「担当者名」を記録するグローバルフィールドを作成し、「担当者人数」に合わせた予約表画面を用意・表示するようにしたいと思っています。しかし、人数に合わせたレイアウト画面を用意するのは時間がかかりそうです。
ご指導いただいた通り、Clarisの学習コンテンツで学びなおしたいと思います。
長々と失礼いたしました。ありがとうございました。