応募部門:仕事効率化
作品名 :風速 降水 降雪 気象データ確認アプリ
製作者 :菅原新之介
作品概要:気象庁のWebサイト、過去の気象データがスムーズに検索できるアプリです。
気象データは気象庁の過去の気象データから、スクレイピングでFileMakerに取り込んでいます。
観測所の追加やデータの更新など基本PC画面を前提にしていますがiPhone画面からでも過去の気象データは更新できるようにしました。
前回「📨ヤギさんメール」の反省を生かしました(応募時にデータなしコピーをした)また、レコードが0件のときはサンプルデータが入るようにしています。
カスタムAppの解説
気象庁が提供している気象データから任意の期間分を取り込み、観測所の期間ごとに検索できるアプリ。 「📨ヤギさんメール」に続いて2作品目の応募です、素晴らしいです!👏🏻 そもそも気象データってAPIで取って来れるものなんじゃないのか...と思い込んでいましたがXMLかCSVでの提供しかないんですね! APIで提供しているサービスもありましたが、個人で作られているサービスしかなくて、後は有料サービスばかり。 そりゃそうですね、気象データは農業、防災、医療、マーケティング、あらゆる分野で価値のあるデータですもんね。夏休みの絵日記宿題に便利か...とか思ってる場合じゃなかった。
気象庁サイトではこのような形で検索条件を指定してデータを表示してCSVでDLできます
この仕組みをFileMakerに組み込んだのが「風速 降水 降雪 気象データ確認アプリ」です
カスタムAppの設計
テーブル/リレーション
今回もシンプルなリレーションシップです。
スクリプト
今回はコメントも残されてます
こう言うの大事ですよね。 WebViewerで地図表示する時とかWindowsでプレビュー表示する時とか...。
JSON形式のデータとかではなくXML形式の結果値を展開しています。JSONの展開ですら面倒くさいと思う私からすると、もぉ尊敬します。
「data_0_0」の後ろに各項目の結果値が入っているようで、この「data_0_0」を「¶」に変換してGetValueで各項目の値を取得しています。
これ、各項目にキレイに値が入った瞬間って快感だったでしょうね!
iPhoneでもサクサクです。 LocationValues関数で現在地の緯度経度を取得し、±6で範囲を広げて近くの観測所を検索してくれます。
こういうの大事ですね!! (利用規約が見つけにくいので直リンクでも良いかなと思いました) オープンデータだからこそ、きちんと規約を読んで皆で気持ちよく活用したいですよね。
感想
10秒程度でデータ取得できるし、レイアウトもシンプルなので本当のスゴさが伝わりにくいですが、まさに「お仕事効率化」のツールですね。 不具合も特にありませんでした。
不具合ではないですが、気になったのは観測所データを可変できちゃうのはOKでしょうか?観測所IDとかURLとか間違って消しちゃうと困るだろうなぁと。
このAppでデータを取得してからがデータ活用の本番だと思うので、もう一歩踏み込んだ仕掛けが欲しいなぁと言うところです。このAppだけで完結しちゃってる感じなので、せっかく気象データを取得してもそのデータを見るだけ...みたいな印象を持ってしまうのが勿体ないなぁと。
審査結果
予選落選
改修ポイント
レイアウトにもう少しデザイン性を含めて頂くと、最初の印象が全然違うと思います。 あと観測所の新規追加ですが、基本URLの取得方法がわかりにくいと思うので、何かアシストがあると親切かと思います。(観測所IDとか一覧で欲しいですよね...気象庁サイトで見つけられなかった) 気象庁サイトで都度CSVをダウンロードするよりこのAppでまとめて取得した後で欲しいデータだけを活用すると言う方が使い勝手良いはずなので、そこら辺のニーズに応えてあげる機能があると良いのではないでしょうか。 観測所を地図から選ばせるとか、CSV書き出せるようにするとか、過去データとの比較グラフをつけるとか。2ヶ月でさらなるアップデートを期待したいです!
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